AEO・LLMO・GEO・AIO、何が違う?
結論
AEO・LLMO・GEO・AIO は、どれも「AIの答えの中で、自社を正しく取り上げてもらうための取り組み」を指す呼び名です。 言葉ごとの決まった定義を出している公的な団体は、確かめた範囲では見つかっていません。GEO だけは、2023年の研究論文が名付け親です。 Google は、AIによる概要などに出るための特別な最適化は要らない、と説明しています。呼び名より、何をするのかを見て選びましょう。
根拠の強さ:●●○○ 業界の通説・実務経験則(この表示は、やる価値の確からしさであり、効果の保証ではありません。)/ 読了 3分/ 確認日 2026-10-16
「御社も、そろそろLLMO対策を」 「これからはGEOの時代です」
ある日届いた営業のメールに、見慣れないアルファベットが並んでいたとします。 AEO、LLMO、GEO、AIO。どれも新しい“対策”のように聞こえて、少し焦りますよね。
でも、落ち着いて中身を見ると、言っていることは大きくは違いません。
4つの言葉、ざっくり言うと
どれも、ChatGPT・Gemini・Claude のようなAIや、Google の検索結果に出るAIの要約に、自社のことを正しく取り上げてもらうための取り組みを指して使われています。違うのは、主に「何に向けて」という呼び方です。
| 言葉 | 元の英語(よく使われる意味) | 出どころ |
|---|---|---|
| AEO | Answer Engine Optimization(答えを返すサービス向けに整える) | 業界の呼び名。ミエカタもこの言葉を使っています |
| LLMO | Large Language Model Optimization(ChatGPT などの中身=大規模言語モデル向け) | 業界の呼び名 |
| GEO | Generative Engine Optimization(文章を作って答える検索向け) | 2023年の研究論文が使った名前 |
| AIO | AI Optimization の略として使われることが多い | 業界の呼び名。Google の「AI Overviews」の略として使う人もいて、意味が揺れています |
言葉ごとの決まった定義を出している公的な団体は、確かめた範囲では見つかっていません。同じ言葉でも、使う人によって指す範囲が少しずつ違います。 はっきり名付け親が分かるのは GEO だけで、2023年に発表され、2024年の国際学会(KDD)に採択された研究論文が、この名前で調べています。
呼び名が変わっても、やることは大きくは変わらない
Google は、運営者向けの説明の中で、「AI による概要」や「AI モード」に表示されるための追加の要件は無く、特別な最適化も要らない、としています。大事な内容をテキストで書く、ページに見えている内容と構造化データを一致させる、といった、ふつうの検索と同じ土台を整えることが案内されています。
研究のほうも、一筋縄ではいきません。
- GEO の論文では、書き方の工夫で露出が変わることがある一方、効き方は分野によって大きく違う、と報告されています(研究用の環境での結果です)
- 別の査読付きの研究では、AI向けの最適化手法の多くは効果が無く、しばしば逆効果だった、と報告されています。効いていたのは、ふつうの検索で見つかりやすいことのほうでした
つまり、新しい名前の“裏ワザ”を探すより、AIにもお客さんにも読みやすい土台を整えるほうが確かです。
「◯◯対策」と言われたら、ここを聞く
言葉の新しさで判断せず、中身を聞いてみましょう。
- 具体的に何をするのか:ページのどこを、どう直すのか
- どう確かめるのか:AIの答えは毎回入れ替わるので、1回の結果では判断できません(AIの答えは毎回変わる?)
- 約束の言い方:「必ず出る」「上位に表示」と言い切る話には注意しましょう。AIの答えに何が出るかを、外から決めることはできません
- 見えない細工をしないか:人には見えない文字でAIに指示を書く、といったやり方は勧められません(ページに「AIへの隠し指示」を仕込む裏技、本当に効くの?)
次に読むなら
- そもそもAI検索とは:いまさら聞けない「AI検索」。ふつうの検索と何がちがうの?
- ミエカタの考え方:AEOとは
ことばのメモ
| よく見かける言葉 | この記事での言い方 |
|---|---|
| AEO・LLMO・GEO・AIO・AI検索対策 | AIの答えに、自社を正しく取り上げてもらうための取り組み |
| AI Overviews | Google の検索結果の上に出るAIの要約(日本語の画面では「AI による概要」) |
| AI モード | Google の検索のAI機能のひとつ(呼び名は Google の日本語のページによる) |
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出典
- GEO: Generative Engine Optimization(Aggarwal ほか)(Aggarwal ほか(KDD 2024))
https://arxiv.org/abs/2311.09735 確認日 2026-09-19
「GEO(Generative Engine Optimization)」という名前を使った研究論文。書き方の工夫で露出が変わることがある一方、効果は分野で大きく違う、と報告(研究用の環境での結果) - C-SEO Bench: Does Conversational SEO Work?(Puerto ほか)(Puerto ほか(NeurIPS 2025))
https://arxiv.org/abs/2506.11097 確認日 2026-09-19
AI向けの最適化手法の多くは効果が無く、しばしば悪影響もあった、という査読付きの研究。土台となる通常の検索での見つかりやすさのほうが効いていた - Google 検索セントラル「AI features and your website」日本語版(Google)
https://developers.google.com/search/docs/appearance/ai-features?hl=ja 確認日 2026-10-16
Google は「AI による概要」「AI モード」に表示されるための追加の要件は無く、特別な最適化も要らない、と説明(日本語版ページ。Google の検索についての説明で、ほかのAIには当てはまらない可能性がある)
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